HDDが壊れ、つなぎ方が移行期でいろいろになってる

 いぜん、データ用HDDは裸族の頭SATAx2 (CRASSU2) で、1つのアダプタに2つHDDがついて便利で、Hard Disk Sentinel Linux Edition (FREE)が対応していて、smartctlコマンドの-d usbjmicron,[0|1]オプションを使わないで済むので、うまくいきましたー。
 ・・・という、ページを書きましたが、あれから、HDDのSMARTが不調でUSB3.0への移行を兼ねて、HDDの容量アップとUSB3.0-HDDケースへの移行を行いました。もう、Hard Disk Sentinel Linux Edition (FREE)が対応しておらず、いっぺんにHDDのSMARTを出すことはできなくなりました。

smartctlコマンドでちまちま出すが・・・

 smartctlコマンドでちまちま出すしかなくなったのですが、問題は
 -d usbjmicron,[0|1]オプション
 このオプション、デバイスをUUIDで指定していても、チップに繋がっている2つのポートを指定してしまうのです。つまり、HDD2つでUUIDも2つなのですが、オプションの0,1だけでしかどちらかを選択できないのです。そのため、2つ刺してしまうと、どっちのUUIDのHDDなのか、わからなくなります。

地道なDevice ModelとSerial Numberの調査

 いったんすべてのデータHDDのfstabをコメントアウトして、一本ずつHDDをアダプタにつけて、USBで刺し、出てくるUUIDのファイラ、とfstabのマウント先をメモ、smartcrlコマンドをかけます。HDDがアダプタに一本なので-d usbjmicron,[0|1]コマンドはどちらでも同じ値なので、ここで、Device ModelとSerial Numberをメモります。
 地道ですね。^^;

組みなおして適切にデバイスとUUIDに対応するオプションの値を探す。

 いっぺん組みなおして、fstabもデータHDDを全部マウントします。
 どのUUIDがどのマウントポイントに繋がっているかはメモりましたから、smartctlコマンドをUUIDで-d usbjmicron,[0|1]オプションを試しながら、動かします。
 UUID,マウントポイント、Device Model、Serial Numberがあうusbjmicronオプションを探して(0か1かですが)合うものをメモります。これまた地道^^;

ぜんぶメモがそろったところで、smartctlですべてのHDDのSMARTをだす

 例えば

UUID=6c0091ad-98c2-4d5b-993a-424596685e06  /filetank/wd10eads-1
Device Model:     WDC WD10EADS-00L5B1
Serial Number:    WD-WCAU45793742
(-d usbjmicron,1)

とこれが全部そろったところで、smartctlで1本1本のHDDのSMART値をだし、テキストとしてつなげていくスクリプト(allcheck)をくみ上げました。いやーじみじみ地道ですが、一度作ってしまえば、楽です。最終的にreport.txtファイルの全部の情報をまとめ上げました。

report.txtで全部わかる

 全部わかるので、例えば

sudo ./allcheck
cat report.txt | grep Pending
197 Current_Pending_Sector  0x0032   200   200   000    Old_age   Always       -       1
197 Current_Pending_Sector  0x0032   200   200   000    Old_age   Always       -       0
197 Current_Pending_Sector  0x0032   200   200   000    Old_age   Always       -       0
197 Current_Pending_Sector  0x0032   200   200   000    Old_age   Always       -       0
197 Current_Pending_Sector  0x0032   200   200   000    Old_age   Always       -       0
197 Current_Pending_Sector  0x0032   200   200   000    Old_age   Always       -       0
197 Current_Pending_Sector  0x0032   200   200   000    Old_age   Always       -       0
197 Current_Pending_Sector  0x0032   200   200   000    Old_age   Always       -       0
197 Current_Pending_Sector  0x0012   200   200   000    Old_age   Always       -       0

とペンディングセクタも一覧できます。(1つ値が1ですが問題ないでしょう^^;)

備忘としてファイルを置いておきます。

triviasmart


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Last-modified: 2018-05-26 (土) 21:35:32